先日の療育園にて。
この日は前半”調理実習”(昨日の記事です^^)、後半”コーナー遊び”でした。
コーナー遊びは、
ひとつのテーブルにはレゴブロック。
もう片方のテーブルには、小麦粘土が置かれ
各々好きな方で遊んでいました。
こもたろは最初に準備されたテーブルの
レゴブロックで遊びました。
しばらく遊び、お弁当の時間になるので
「お遊び、おしまい」。
”おしまい”を理解したこもたろ。
レゴブロックはスムーズにお片づけできました。
そして、ふと目をやると・・・
粘土があったなんて知らなかった!
遊びたい!
粘土やってなかった!
たろさんはやりたくてやりたくて仕方ありません。
でもダメ。
これからお弁当の時間です。
「お昼が終わったら自由時間だから
その時に粘土やろうね。」
先生が粘土遊びのお約束をしてくれました。
しかし、たろさんにはその言語が理解できません。
今やらないと、もう出来ない!と思ってしまっているんです。
興奮は次第にエスカレート。
パニック状態になってしまったので
他のお友達の影響を考慮し、別室へ移動しました。
その部屋で、母ちゃん説得。
「たろくん、お弁当だよ。」
この日は調理実習だったので、お腹も満たされているたろさん。
気持ちは既に
粘土>お弁当
最近の反抗期(?)のせいか
母ちゃんにのみ、攻撃性が出ています。
数十回に渡る本気ビンタ。
ひっかき、ひっぱり。
でもきっとね、すごくすごーく怖いんだと思うの。
思った通りにいかないことの怖さ、
見通しがつかないことへの怖さ。
どれだけ怖いか、言葉で伝えられないから
こうやって、行動に出ているのではないかと思うのです。
それは、私たちが想像もできないくらいの恐怖。
この子たちは、いつも恐怖にのまれながら生きています。
こんな小さいうちから、日々戦っています。
パニックの中、こもたろが言いました。
ママぁぁぁぁ・・・!
たしゅけてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
わぁぁぁぁぁぁ!!!
親として、それを一緒にわかってやれたらどんなにいいか。
それを楽にしてやれたらどんなにいいか。
でも何もできない。
してはいけない。
ただただ、見守ることしかできない。
このもどかしさ。
皆の前だと気を張っていられるけれど
一人だと、ついつい涙が出てしまう。
しばらくパニックになっていましたが
少し波が落ち着いてきた頃、母ちゃん思いました。
さっき、お弁当はいらないと言ったたろさん。
一度「いらない」と言ってしまったことを覆すのは
彼も怖いのではないか。
この子たちは失敗を非常に恐れます。
たろさんは、さっき「いらない」と言った → その選択は失敗だった?
失敗したくないから、「いる」と言えないのかもしれない。
意地になっているんじゃない。
怖いんだ。
話を変えよう。
お弁当はもういい。
ゼリーだったら、満腹でも食べるだろうし
何より、席につくことができれば・・・。
(きっと流れで、お弁当も少し食べてくれる。)
たろさん、何とか自分の中で納得して
動いてくれました。
一戦終えたときのひとこと。
たろさん、よく頑張った。
この後、お弁当の時間、歯磨きの時間も乗り越え
念願の粘土遊びをすることができました。
よかったね。
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